書籍紹介3 実験で使うとこだけ生物統計1 キホンノキ、実験で使うとこだけ生物統計2 キホンノキ

実験を行う際には、得られるであろう結果を想定して組み立てを行っていくことになるかと思います。

実験した後で、解析をうーんと考えるのは良くない。なぜなら~が書いてある本です。

標準偏差や標準誤差など、実験する前にまずは読んで理解しておきたい、まさにキホンノキ であると思います。

例えば、動物実験に関する論文や研究結果の報告記事でも、n=6での試験はよく見かけます。

そういったことにも言及があり、私はあまり専門ではない研究結果の解析で流して読んでいたようなことにも触れてくれているので、勉強になりました。

初めて解析を伴う実験を行う学生さんや、初めて実験を実務で行う社会人の方にも、まず初めに読んでみるのをお勧めします。

絵も多く、とても分かりやすい表現がおおいので、比較的短時間でも読めました。

 

 




対応のない2群の検定や、対応のある2群の検定について例を示して説明されています。

対応のある2群のt検定については、以前投稿していますので、参考にされてください。

対応のある2群のt検定 ー箱ひげ図, ggpairedー
例えば、同じ人が睡眠薬AとBを服用すると、それぞれの効果に差があるのか?ないのか?を知りたいとします。 その際に、よく使用されるのが対応のある2群のt検定です。 ”対応のある”2群のt検定は、比べるデータは同じ人がAを服...

実験結果を解析し、考察していく上で必要な情報ばかりなので、ぜひ押さえておいてほしいです。

2群の検定や、3群以上の検定などについて書かれています。

とはいえ、統計の全てが載っているというわけではないですので、目次などを参考にされた上での購入をご検討ください。

 

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